今更ですが、飛鳥の旅2日目です。
2日目の朝は雨。
でも、じきにやみ、いい天気になりました。
近鉄で飛鳥駅に向かいます。
電車の中は大勢のバックパックを背負ったおじさま、おばさまばかり。
みなさん飛鳥駅で一緒に降ります。
暑くもないし、天気もいいし、ハイキング日和です。
↓人でごったがえす飛鳥駅
↓案山子?みたいなものが駅前に
駅についてすぐに「飛鳥びとの館(観光案内所)」へ。
ここで、パスポートを購入しました。
↓飛鳥のパスポート
パスポートは100円なのですが、
中にはお寺や資料館の割引券がついていて、使いこなせばかなりお得。
1か所で50円くらい割引してもらえるところもあります。
地図やちょっとした観光案内なんかもあります。
レンタサイクルの割引券もあるので、自転車を借りる前に買いましょう。
まずは駅前からバスに乗り、宿へ向かいます。
荷物を置かせてもらって、自転車を借りて、いざ出発!
↓飛鳥の旅の相棒
レンタサイクルはいくつかありましたが、
この緑の自転車の明日香レンタサイクルが一番便利かも。
あちこちに営業所があり、乗り捨てもできます。
宿にも自転車が置いてあって、借りられました。
まずは高松塚古墳へ向かいます。
ちょっと道(案内の看板)が分かりにくく、プチ迷子。
でも、狭いところなので、適当にぐるぐる回っていると、たどり着きました。
↓高松塚古墳
とても小さい円墳でした。
壁画で有名なのですが、実物は見られないので、
隣にある壁画館で複製を見学。
↓高松塚壁画館
地元の人が生姜だかを保存しようとして穴を掘ったら出てきたのだそう。
この辺りは掘るといろいろ出てくるんだと、
次の日に乗ったタクシーの運転手さんも言っていました。
キトラ古墳にも行こうかとも思いましたが、遠いのでパス。
また自転車に乗り、次へ向かいます。
↓田んぼが広がります
↓道端にはおじぞうさま
田畑の間を抜けて、到着。
↓鬼の俎
↓鬼の雪隠
この辺りには鬼が住んでいて、旅人を捕まえ、
俎の上で料理し、雪隠で用を足したという伝説があるそうです。
という伝説はありますが、あくまでも伝説で、
今では分かれて残っていますが、
もとは鬼の俎も雪隠も同じ古墳の石室だったようです。
飛鳥は石造物が多く、次も石を見に行きました。
↓屋根がかわった形の家
田んぼの間を迷いながら、次の目的地に到着です。
↓目的地さるいし
猿石は吉備姫王墓の中にある石造物です。
かわいらしい猿の看板がありますが、
木が茂ってちょっと薄暗くなっており、周りの雰囲気はかわいさなし。
↓吉備姫王墓
↓墓の中に4体あります
顔が猿に似ているから、猿石と呼ばれてきたのだそうです。
↓隣には欽明天皇陵
明日香村で唯一の前方後円墳です。
↓お堀に囲まれています
その後、飛鳥のマスコット的存在、亀石を目指します。
途中、地図を見ていたら、天武・持統天皇陵を発見。
天武天皇はよく知りませんが、
持統天皇は百人一首で名前は知っています。
春すぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天のかぐ山
ですね。
あと知っていることは女性天皇ってことくらいでしょうか。
でも、自分的には有名人…ということで、
すぐ横の丘の上に見えているので、寄って行こうと思ったら、
なかなか入口がわかりません。
うろうろうろうろしても、わかりません。
ここまでくると、行けないのが悔しい。
道路のわきの畑の間の道を登って行ったら行けそうだったので、
畑の間の坂道を自転車を引っ張って上りました。
道の選択に自信がなかったのですが、
自分以外にも自転車のタイヤの跡があり、少々勇気づけられます。
↓自転車の横には花が咲き、蜂もブンブン
明らかに裏口という雰囲気でしたが、何とかたどり着きました。
↓天武・持統天皇陵
丘の上で、村を見渡せるところにあり、
死後もここから国を見守っているんだなあという感じがしました。
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大神神社の後は、橿原神宮へ向かいます。
三輪駅から、また桜井へ行き、近鉄に乗り換え、
畝傍御陵(うねびごりょう)駅へ。
駅のコインロッカーを期待していたのですが、
小さい駅で、ないとのこと。
じゃあ、博物館ならコインロッカーがあるはずと、
先に橿原考古学研究所付属博物館へ。
↓かわいらしいキャラが迎えてくれました
イワミン 「こっちだよ」
↓お久しぶりのせんとくん
↓中庭では埴輪が遊んでおりました
ざっと見学し、古墳時代のお勉強。
古墳時代って、埴輪、土器くらいに思っていたのですが、
5世紀には鍛治技術もあり、
錆びた鉄製の甲冑なんかが展示してあって、ビックリ。
また、勾玉以外にも棗玉や管玉など、
いろいろな形のものがあるのも面白かったです。
古代文明展を見に行くと、翡翠を使っているところが多いのですが、
琥珀が結構使われていて、へーと思いました。
正直、前方後円墳とかの教科書で勉強した言葉を
いくつか覚えているだけだったので、いい勉強になりました。
さて、博物館のコインロッカーにかばんを置いて、橿原神宮へ。
博物館の閉館時間が迫っていたので、ぐずぐずしてはいられません。
↓神社の裏門に出ました
犬の散歩をしていたおじさんに
「ここまっすぐ行けば、神社の裏に出ますわ」と言われ、
裏から入るわけにはいかないので、表へ急ぎます。
↓やはり、こちらの方が立派です
↓参道も長いです
↓外拝殿(多分…)
↓廻廊
↓内拝殿がちょっと見えます
写真では見えませんが、
内拝殿の屋根の上には後ろの幣殿の千木・鰹木が見え、
まるで触角か、兜のようで、ちょっとかっこいい。
橿原神宮は第一代天皇の神武天皇が祀られている神社で、
神武天皇の宮があった地に明治時代に創建された神社だそうです。
比較的新しい神社ですが、建物は非常に立派でした。
最近はパワースポットとしても人気があるようです。
↓御朱印
社務所が閉まらないうちに…と慌てて御朱印をいただき、
博物館が閉まらないうちに…と急いで戻りました。
初日の宿はユースホステルです。
大和八木駅から歩いて行ける距離のユース。
高いホテルならネットでも見つかりましたが、
駅近くで安いところとなるとなかなか。。。
でも、運よくユースがありました。
↓あすかロードユースホステル
かなり久しぶりにドミに泊まりましたが、
このユースは施設がとてもきれいだし、
宿の人、泊まっている人といろいろ話せて楽しかったです。
ユースの達人みたいな人がいて、
いろんな安宿情報も教えてもらいました。
そんなこんなで1日目終了です。
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9月末に少々時間ができ、10月からは忙しくなりそうだったので、
この機会にちょっと旅に行ってきました。
海外へ行くには計画を立てるのが遅すぎ、
国内でも北海道や沖縄では少々お値段が高い。
ということで、思いついたのが、明日香村。
石舞台古墳とか以前から見たかったんですよね。
そこで、奈良は明日香村へ行ってきました。
一の宮めぐりをしているので、
奈良県にある一の宮を調べてみると、大神(おおみわ)神社が。
そこで、初日は明日香村へ行く前に大神神社へ寄ることにしました。
名古屋から近鉄に乗り、出発です。
↓綺麗な青空。旅行日和
BGMは世界の車窓から♪
↓近鉄に乗るときにいつもホームで買う天むす
普段は天むすなんて食べないので、
朝ご飯に電車でいただきます。
天ぷらの姿は全く見えず、ただのおむすびのようですが…。
名古屋から特急に乗り、伊勢中川で乗り換え。
↓途中の伊賀神戸駅では忍者ラッピングの電車を発見!
これは伊賀鉄道のくノ一列車で、松本零士作だそう。
調べたところ、ピンクだけでなく、緑や青もあるみたいです。
電車の窓から見たときにはビックリしましたが、駅名を見て納得。
忍者の里ですしね。
その後、名張でまた乗り換え。
名張からは山の景色が続きます。
山の中すぎてビックリしつつ、桜井駅に到着しました。
↓桜井でJRに乗り換えます
万葉まほろば線というなんとも雰囲気のある名前の
ヘタしたら1時間に1本しか電車の来ない線にのり、
大神神社の最寄駅の三輪駅へ向かいました。
↓電車の中にも笑いを
こういうセンスが関西でしょうか。
電車マナーの向上を呼び掛ける広告は
どこへ行ってもユニークなものが多いので、好きです。
↓三輪駅に到着
歩いてすぐの大神神社へ向かいます。
↓途中、踏切を通過していく電車
和風ラッピングで素敵です。
↓大神神社に到着
三輪駅にいた時から思っていたことですが、
田舎にある神社にしては参拝の人がえらく多い。
京都の上賀茂神社、下鴨神社のように、世界遺産ならともかく、
一の宮でも普段はあまり人がいない神社が多いのに…と思っていたら、
↓イベント…もとい、行事があったようです
↓神社の方々も忙しそう
にぎやかな雰囲気の中、参道を通ります。
↓木々に囲まれ、さわやかな風が吹き抜けます
↓拝殿
大神神社は御神体が三輪山なので本殿がなく、
拝殿を通して三輪山を拝むそう。
そのような原初神祀りの様と、
古事記や日本書紀などに鎮座の由来があることから、
日本最古の神社と言われているそうです。
↓大神神社の御朱印
ちょっと、字が微妙…。
まぁ、人のことは言えませんが…。
お参りをすませ、御朱印をいただき、境内を歩いていると、
にぎやかな声が。
↓よいしょー、よいしょー
↓お餅がつきあがりました
お餅つきをしていたようで、
そのそばにはお餅をいただこうと、かなりの行列。
その横を通り抜け、境内にある他の神社へ向かいます。
↓狭井(さい)神社
三輪の神様の荒魂をまつる神社で、
病気平癒の神様だそう。
↓狭井神社の御朱印
↓万病に効くという薬水がわき出る井戸
ご神水を飲めるようになっています。
ペットボトルにくんでいく人もいますし、
社務所でもお水を販売していました。
↓ご神水
普通のお水です。
でも、これで健康になれればいいですね。
狭井神社からは三輪山へ登ることができます。
かなりの人が登っていましたが、私は無理無理。
三島由紀夫が三輪山へ登拝し、
下山した後、書いたものの碑もありました。
次は久延彦(くえひこ)神社へ向かいます。
智慧の神様で、受験合格の霊験あらたかだそうです。
↓久延彦神社の御朱印
勉強を「頑張れるよう」にお願いしてきました(←おい!)。
ところで、三輪といえば、三輪そうめん。
「そうめんはやっぱり揖保の糸」というCMの方が印象が強いですが、
せっかくなのでお昼ご飯は三輪そうめん。
↓三輪そうめんと柿の葉寿司のセット
奈良名物の柿の葉寿司も一緒に。
細いのに、しっかりしていて、やっぱりそうめんはおいしいです。
柿の葉寿司も美味。
ゆっくり味わいたかったのですが、数少ない電車の時間もあり、
もぐもぐしながら、また電車に飛び乗りました。
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